リフォーム時期
洗面台は洗面ボール部分はホーロー仕上げ、樹脂製、人造大理石、ガラス製など様々なものがありますが、もっとも一般的と思われる陶器製であればトイレ同様、一般的な耐用年数には幅がありますが20年~きちんと手入れをおこなえば40年程度まで老朽化によるリフォームの心配ないと思われます。また、収納部分(樹脂)も、丁寧に扱えば20年程度まで支障を来すことはあまりないでしょう。 洗面所のリフォームのタイミングは、トイレや浴室など隣接する水まわりのリフォームの際に同じタイミングで行うのが度々工事を行わずに済むのでオススメです。
リフォーム内容
洗面所は隣接する浴室やトイレのリフォームと同時に全面リフォームされることが多いと思われます。この要因の1つは恐らく、耐用年数が近い水まわりを1度にリフォームすることが、費用の面でも工期の面でも有効だとお考えになるためと思われます。 部分リフォームについては、洗面ボウルはトイレなどと違い耐用年数の長い陶器で作られた部分でも破損する場合がありますので、廃盤でないメーカー品では交換するケースが時折見られます。 洗面所のリフォームでは他にも、湿度の高い場所特有のカビ対策のための内装の張り替えがよく行われます。
ワンポイントアドバイス
洗面所は、広さにより用途範囲が異なります。脱衣所を兼ねていればタオルなどかさばるものをしまえる収納力を、洗濯機置き場が一緒になっている場合には内装干しスペースとしての機能を期待しますが、通路の一角に洗面台が置いてあるような場合には、使用は限定的になりますから邪魔にならないコンパクトさが求められます。ご家族でお住まいの場合、洗面所はトイレや浴室と違い1人ずつ交代で利用するとは限りません。特に朝の通勤・通学前の時間帯など、決まった時間に利用が集中します。お住まいの人数や家族構成に合わせて、お使いの方が窮屈にならないよう作業範囲に余裕の持てる製品選びを心がけるのがよろしいかと思います。 尚、デザインにはあまりこだわらないという方であれば、是非機能性に着目していただきたいと思います。節水、省エネ、エコといったキーワードを受けて、手をかざすだけで出水・止水ができるオート水栓、照明・曇り止めのタッチレススイッチ、可変型や踏み台内蔵などの収納バリエーション、扉がゆっくりしまるソフトクロージング機構やLED照明など、最近は洗面台にも機能性を重視した製品が充実してきています。