カーテンのリフォームガイド

カーテンのリフォームの最適な時期や内容ついてご案内しています。

リフォーム時期

カーテンの耐用年数は平均4-5年と言われていますが、実際には隣接する家屋の窓の位置、窓のサイズ、気象条件など主に引っ越しによりこれらお住まい周辺の環境変化に対応するかたちで、或いは壁·床·天井の張り替えといったおおよそ10年前後を周期に行われる場所別リフォームに合わせて発生すると思われます。時間の経過とともに発生するカーテンの色あせや傷みは防ぐのは難しいですが、窓枠に近い上部や脇のカビ、カーテンレールやフックなどの金属部分のサビは結露を防ぐことで軽減できます。耐用年数を過ぎても気持ちよくお使いいただくために、日頃のケアを充分行うことをオススメします。

リフォーム内容

内装リフォームと合わせてカーテンも新しいものに交換される方が多いですが、カーテンレールやフックの交換など部分的な修繕もあります。引越などで窓自体のサイズが変わる場合でも、大きなカーテンを小さな窓に合わせるなら幅詰め、丈直しなどで、リユースして引き続き使うことができますよ。尚、もっとも一般的なのはドレープとレースの2重吊りですが、リユースするのであれば生地の材質によってローマンシェードやロールスクリーンに形を変えるのも1案です。

ワンポイントアドバイス

長く美しく使えるカーテンの選び方

カーテンの耐用年数に関係するポイントは2つ、生地の色あせと傷みにあります。まず色あせについてですが、素材の種類や色などによって異なるものに、一般には綿やレーヨンよりもポリエステルやアクリルの方が色あせしにくいと言われています。また濃い色よりも薄い色の方が色あせは目立ちにくいです。次に傷みですが、一般に天然繊維よりも合成繊維の方が強く、アクリルが最も強いと言われています。ここまで聞くと、長く美しく使えるカーテンはアクリル製となりますが、気に入った色やデザイン、手触りなど、必ずしも機能性だけで選べるものではありませんから、いくつか残った候補の中から1枚を選ぶ時の最後の切り札とお考えいただくのもよいかもしれません。また、色やデザインが気に入ってどうしても色あせや傷みの影響を受けやすい素材のものを選びたい時には、春夏と秋冬で季節に合わせ2組用意していただいてはいかがでしょうか。1組しかないと洗いに出せばその間は外から丸見えの状態になるのでなかなか外さないカーテンですが、衣替えのタイミングでメンテナンスする習慣をつければ、その分美しく長くお使いいただけると思います。

既製品とオーダーを使い分ける

カーテンは安くてデザイン豊富な既製品が量販店や通販でも手に入りますが、オーダーカーテンのメーカーのカタログにも、1度は目を通してからお選びになることをオススメします。オーダーは高いという印象をお持ちの方も多いのですが、オーダーカーテンでも最近は1万円程度(幅180cm×高さ120cm程度の腰窓1窓、ノンプリーツ想定)からございます。メーカーのカタログには色もデザインも様々なカーテンデコレーションのスタイルが提案されており、見るだけでもとても参考になるのです。また、日差しの強い場所や結露のひどい場所、汚れる可能性の高い子ども部屋などには既製品を、カーテンを閉めた状態で目にすることの多い寝室や来客を迎えるリビングなどにはオーダーカーテンをといったように使い分ければ、必要な場所で高級感を楽しめ、オーダーのコスト増も軽減できるためオススメです。1度買ったら長く使う性質のものでありお内装の場所別に占める割合が大きいこと、常に目に入る場所にあることなどを踏まえてご検討ください。