カーテン生地の種類
カーテン生地の種類は大きくはドレープカーテンとシアーカーテンに別けることができます。最も一般的な2重吊りで説明すると、ドレープとは室内側に吊る厚手のカーテンで無地はドビー織り、柄物はジャガード織りかプリント、シアーとは窓側に吊るカーテンで、レースは薄手の編物、ボイルやオーガンジーは透明感のある織物、エンブロイダリーはボイル地などに刺繍を施した布地、ケースメントはレースに似たやや厚みのある織物となります。
カーテンの裾の仕上げ方
一般的にカーテンの裾は100㎜位の巾で三つ折にし、カーテンの両側の裾にウェイトが入っています。ただし、シアーカーテンの生地がボイル生地などの薄手や広幅の生地などの場合は、裾全体にウェイトテープを入れ、糸で巻いてロックする仕上げ方法もあります。三つ折の裾にできる帯のような部分がないことで、すっきりした見た目には高級感が生まれます。
カーテンの種類
カーテンとは、ドレープが布がその重さにより自然に垂れ下がってできたひだという意味を持つように、左右(あるいはいずれか)に開く窓掛けの総称をさします。もっとも一般的なスタイルはプリーツ加工を施したドレープとシアーの組み合わせによる2重吊りです。
カーテンの吊り方
仕上がったカーテンの巾に対して、使用するカーテン生地の巾が何倍あるかを●倍ヒダというふうにあらわします。何倍ヒダで加工するかによってカーテンの吊り方が異なります。
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- スタンダード
- 2倍ヒダ、三つ山でつまむスタイル。アジャスターフックを使ってレールに引っ掛け吊るすため取り外しが簡単。また、アジャスターフックで上下に調整可能なので床との隙間調整にも便利。1.5倍ヒダ、二つ山でつまむスタイルも費用をおさえられるため多く用いられる。
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- ギャザーカーテン
- 2.5倍ヒダ、スタイルカーテンに用いられる。ギャザーフックを使ってレールに引っ掛け吊るすため、取り外しは簡単だが、上下調整は不可。
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- ハトメカーテン
- 1倍ヒダ、実際はレールの長さに対し1.2-1.5倍。カーテンの生地にハトメで穴を作り、細身のロッドレールに通して吊るスタイル。生地本来が持つ自然なドレープを楽しめる。カーテンの取り外しの際はポールを外す必要がある。
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- フラットカーテン
- 1倍ヒダ、実際はレールの長さに対し1.2-1.5倍。ヒダをとらないシンプルなスタイルでタペストリーのような仕上げ。ひだを寄せないほうが美しい柄物のカーテンにおすすめ。
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- タブカーテン
- 1倍ヒダ、実際はレールの長さに対し1.2-1.5倍。エプロンのたすきがけのようなスタイルで、ロッド(ポール)は木製のものが合う。タブ部分はマジックテープで、取り外しの際ポールを外す必要がないのが便利。
装飾性を高めたスタイルカーテンの種類
カーテンのスタイルでいうドレープは、布がその重さにより自然に垂れ下がってできたひだという言葉本来の意味から、最も一般的な左右(あるいはいずれか)に開くタイプのカーテンを意味しています。カーテンの収め方、レールへの掛け方、プリーツの有無や特定の場所に掛けるカーテンなど名称の由来は様々です。
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- スイングアーム
- アーム機構により手前にカーテンを開閉する事が出来るカーテンスタイル。トーソーより装飾レール"グレイス16スイングブラケット"のセッティング例
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- 片寄せ
- サッシに1枚のガラスを直にはめた開かない窓。トステムよりアルミサッシ"デュオPGシンプルアート"シリーズ、スクエアのセッティング例
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- クロスオーバー
- 中央上部を3分の1ほど重ね合わせたスタイル。トステムより樹脂断熱サッシ"マイスターⅡ"シリーズ、大開口横すべり出し窓のセッティング例
レース(シアー)カーテンのスタイル
レースのカーテンのスタイルには実に様々なものがあり、ドレープとは違い、左右に開閉するスタイルより上下に昇降するスタイルのバリエーションが豊富で、閉め切りを前提とするスタイルもあります。以下にその代表的なスタイルをいくつか挙げます。
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- アーチ
- 裾のラインがアーチ型。腰高窓、台形出窓、フラット出窓にむく。
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- セパレーツ
- カーテンが数本に分割されたスタイル。いくつも並んだ縦長の窓や出窓にオススメ。
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- スカラップカーテン
- すそが貝のようなアーチを描くスタイルのカーテン。一般的には、開閉しない出窓によく用いられ、フリル付きのものがほとんど。
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- カフェカーテン
- カフェの窓に使ったことに由来する丈の短いカーテン。小窓、腰窓、出窓など小型の窓の途中の目線を隠す高さに取り付けます。
カーテンのパーツ
レースのカーテンのスタイルには実に様々なものがあり、ドレープとは違い、左右に開閉するスタイルより上下に昇降するスタイルのバリエーションが豊富で、閉め切りを前提とするスタイルもあります。以下にその代表的なスタイルをいくつか挙げます。