洗面所の広さ
洗面所の広さでもっとも一般的なのは1坪、脱衣所と洗濯機置き場を兼用しているケースが多いです。0.75坪、1.25坪程度の広さの洗面所がこれに続いて多いと思われますが、お住まいの間取りによっては1.5坪以上で、別の水まわりとスペースを共有していることもあるかと思います。ショールームに行く際は、事前に洗面台を置くスペースの間口の幅と奥行を確認しておくことをおすすめします。
洗面所のスタイル
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- サニタリースペース一体型
- トイレ、浴室、洗面所が一体になったスタイルです。2世帯住宅などで水まわりが2つずつ必要な場合や、1人暮らしのお住まいなどであればスペースを無駄なく使えるスタイルと言えます。TOTOより、システム洗面化粧台"システム·J"、対面用のセッティング例
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- スペース共有型
- トイレ、或いは浴室とスペースを共有するスタイルです。トイレとのスペース共有型については、プライベートを保てることが条件になってきます。デザイン性を重視した1人暮らしのお住まい、バリアフリーを考慮したご高齢の方の寝室な、様々な用途が考えられます。INAXよりコンパクト化粧台"エスタ"のセッティング例
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- 完全独立型
- トイレや浴室とは別に、洗面所があるスタイルです。脱衣所と洗濯機置き場を兼用し、浴室やトイレと隣接する洗面所はもっとも一般的なスタイルです。パナソニック電工より、洗面ドレッシング"Newウツクシーズ"のセッティング例
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- 洗面室型
- 広さで用途の幅も広がるため完全独立型でも一般的なサイズを越える広さのものを洗面室としました。ご家族が多い場合はもちろん、2世帯住宅でも他の水まわり機能と違い洗面所は、1室を共有すれば住まい全体の間取りに余裕が生まれます。2世帯住宅は洗濯物も多いので、内装干し機能を充実させれば洗濯室としても有効活用できてメリットは大きいです。パナソニック電工より、システム洗面ドレッシング"ラシス"のセッティング例
システム洗面台のタイプ
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- カウンター型
- システム洗面台はカウンター型のシリーズが多めです。洗面ボウルの周囲に物を置くスペースがあるタイプで、カウンターが洗面ボウルと一体化したものが主流です。小さなお子さんが使う場合カウンターに物が置けたほうが便利ですし、手の届く高さの収納を充実させれば出し入れも楽で、買い置きを忘れる心配もありません。INAXより洗面化粧台"エモア"、20世紀モダンのセッティング例
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- 洗面ボール型
- 洗面台の設置場所は一般的な洗面所に限らず、トイレとスペースを共有して手洗い器として使う場合、ご高齢の方の寝室など用途によっても様々です。洗面ボール型は間口が狭めの設定が充実しているので、脱衣所を兼ねて洗濯機と洗面台を並べて置くレイアウする場合には洗面ボール型で収納オプションを充実させる方法も1案です。INAXより洗面化粧台"ピアラ-DS"のセッティング例
洗面ボウルの設置様式
洗面ボウルの設置様式には、洗面ボウルの端がカウンタートップ面の上に被さるように設置するオーバーカウンター式、カウンターに埋め込まれたように設置するアンダーカウンター式、一部埋め込まれたように設置するハーフベッセル式、カウンターに据え置くベッセル式や壁付け式などがあり、同じ形の洗面ボウルでも設置様式の違いで全く別のものに見えるほど表情を変えます。もっともよく目にするのはアンダーカウンター式という印象がありますが、洗面ボウル型ではオーバーカウンター式やベッセル式のものも目にすることがあります。人と同じはつまらないという方は、洗面ボウルの設置様式にこだってみるのも1案かと思います。