リフォーム時期
現在、日本の家の9割以上の窓にアルミサッシが使われていますアルミサッシ耐久性·気密性ともに優れており、それ自体の劣化で窓の開閉に支障を来すという心配はあまりないと思われます。ただ、エアコンを使った室内と外気温度の差により結露しやすいという難点があり、アルミサッシの表面に水滴をためたままにしておくと皮膜を傷め、腐食の原因になります窓サッシのリフォームのタイミングはこの腐食をひどくしないための結露防止策を取るべき時にあると考えます結露対策リフォームは断熱性を高めるリフォームであり、熱伝導を抑制することでエアコンの効きが良くなるため省エネにもつながるものです。
リフォーム内容
壁を壊すような大規模なリフォームであれば新しいお内装のイメージに合わせてサッシも交換することはありますが、部分的なリフォームにこの方法を取るのは費用も工期もかかりすぎます気密性や耐風性を高めるために木製やスチール製のサッシからアルミサッシに交換する場合は新しいサッシを上から被せるカバー工法など旧枠を活かしたリフォームで対応し、結露対策であればインナーサッシを用いるなどします また、アルミサッシは長持ちでも開閉時に不具合の出る際は、戸車やガラス押さえのゴムなど周辺部品の交換や網戸の張り替えといった修繕は割と必要になります。ちなみに、20年30年と築年数が経過すれば、寒暖の差にさらされ続けることでサッシに歪みが生じることも出てくるかもしれませんそういう場合は、単にサッシが問題なのか?家全体の歪みが問題なのか?現場調査で確認した上での提案になります。
ワンポイントアドバイス
窓の基本的な役割は「通風」と「採光」です窓サッシを交換するといった大規模なリフォームを行う場合、今お使いの窓がこの2点において十分な役割を果たしているか?を振り返ってみましょう不足がある場合には、その不足を補うことができる窓がないかどうか探すことをしてみてください。