窓の木枠の劣化

壁や床、天井の張替えを考えていますが、日焼けや結露で窓の室内側の木枠部分の劣化も気になります。この部分はどんなリフォームができるでしょうか？

高意匠性フィルムを貼るというのはいかがですか。
木製であれば塗装を塗り替えることもできますが、塗り重ねることで木の質感を残せなくなる可能性は高くなります。木目の良さを維持する方法として、高意匠性装飾フィルムというものを上から貼る方法があります。高意匠性装飾フィルムは木目をはじめ石や皮のような柄のついた両面接着シートで、本物のような光沢と質感を放ちます。塗料のように乾燥させる時間が必要ないので、サッシやドア枠などには最適と考えます。樹脂性なので拭き掃除だけで簡単に汚れが落ち、メンテナンスが楽なこともメリットの1つです。

結露対策

毎年冬になると窓の結露がひどく、こまめに水気を拭き取っていましたが、とうとう窓の下の床にカビが生えてしまいました。カーテンもカビ臭くなって困っているのですが、何か良い対策はないでしょうか？

インナーサッシの取り付けてみてはいかがでしょうか。
結露の原因は水蒸気ですので、調理中、室内に洗濯物を干す時、入浴後などは必ず換気し、暖房器具は電気製品にするなど、そもそも結露が起こりにくい状態を作りましょう。2000年(平成12年)以降のマンションについては24時間換気が設置されているはずなので、それでも結露する場合には何らかの対策が必要になるかと思います。結露を起こりにくくする対策として、1つにインナーサッシを取り付ける方法があります。インナーサッシは今ある窓の内側にもう一枚、内窓を取り付ける感じになります。結露は室内外の温度差が大きい部分に空気中の水蒸気が凝集して水の粒が発生する現象ですから、インナーサッシにより室内外の熱伝導を抑制することで結露の起こりにくい状態を作ります。 トステムより、インナーサッシ"インプラス"のセッティング例。色も、対応できる窓の種類も充実しているので、内装のデザインに合わせたリフォームが可能です。

想定条件

幅1730mm×高さ1130mmまでの1窓にインナーサッシを取付け

費用と工期

90000円～(1日～)