窓ガラスのリフォーム基礎知識

窓ガラスのリフォームの基礎知識についてご案内しています。窓ガラスを選ぶ上で知っておいていただきたい機能性ガラスについてご説明しています。

機能性ガラスの種類

網入りガラス
火災などで破損しても張りめぐらされた網がガラス片の落下を防ぐため、割れたガラスに隙間ができず、火の侵入を防ぐ防火ガラスです。また万一破損した場合にも破片の飛散・脱落しくいという特徴があります。ただし、強化ガラスのような"割れても安全なガラス"ではありません。
強化ガラス
同じ厚さのフロート板ガラス(一般的に使われている建築用板ガラス)に比べると3~5倍の強度を持つ割れにくいガラスです。万一破損した場合にもガラス全面が粒状になるので、大きな怪我の心配が少ない安全面での特徴があります。ただし、防御力を失うため防犯性は期待できません。
複層ガラス
2枚の板ガラスの間に特殊な金属部材を枠のように配し、対流しない程度の量の乾燥した空気をその間(中間層)に入れることで、内気と外気の温度差による熱の移動を防ぐ、断熱性を持ったガラスです。YKK APより複層ガラスNCZZ0009のイメージ画像
防犯ガラス
2枚の板ガラスを強靱な樹脂の膜やポリカーボネート板で接着した、こじ破り(或いは打ち破り)にくい合わせガラスです。空き巣のもっとも多い侵入経路は窓からですから、ご心配な方は是非ご検討いただくと良いと思います。YKK APより防犯合せ複層ガラスNCZZ0010のイメージ画像
真空ガラス
熱が水や空気などもの同士の接触により発生する性質をもつことから、2枚の板ガラスの間に熱の発生し得ない真空の空間を作ることで断熱性を持たせたガラスです。尚、単板ガラス用サッシに取り付けられます。
防災ガラス
2枚の板ガラスで特殊な中間膜を挟む防災ガラスは、衝撃により割れた場合でも脱落しにくく、破片の飛散率も非常に低いガラスです。また人がぶつかった場合でも人体を貫通しないという特徴があります。
防音ガラス
2枚の板ガラスで特殊な中間膜を挟む防音ガラスは、音の発生にともなって起こる振動を熱に置き換えて、音の波を消滅させる原理による遮音性能を持ったガラスです。
防火ガラス
特殊な加工と強化処理を施し、通常のガラスにはない耐熱性能・遮熱性能を持ち高熱でも割れにくいガラスです。万一破損した場合にも破片は大変細かくなるので、大きな怪我をしにくいという特徴があります