リフォーム予算算出のヒント

リフォームには、ある程度まとまったお金が必要になります。お客様がお住まいのどこかをリフォームしたいと思ったとき、どの程度まとまったお金を用意する必要があるのか?今回のコラムは、そのヒントについて触れたいと思います。

リフォームの予算感

リフォーム予算の算出方法リフォームの見積に記載される費用の内訳は、どんなに細かく書かれていても大きくは2つに分けられます。1つは工事費で、もう1つは材料費。前述はヒトにかかるお金、後述はモノにかかるお金ということになります。 ヒトにかかるお金は必要な技術によって多少の違いはあれど単純に言えば人数×日数で算出されるので、お客様のご希望のリフォームを実現するのにどれだけの職人が必要か?という現場調査をもとにしたプロによる計算が必要になってくるため厳密な予算の算出は難しいかも知れません。例えばキッチンのリフォームと一口に言っても、お客様が何をどうしたいのか?今の、特に目に見えない配管などの部分のキッチンの状態はどうなっているか?など、お住まいの環境によって1軒1軒異なる事情を把握するのが現場調査ですので、プロでも伺ってみないことには安易にお答えできるものではありません。しいて言えば、お客様のお住まいと同じような環境でお客様のご希望と同じようなリフォームの施工例をリフォーム関連のポータルサイトでお探しいただき、その費用内訳にある工事費を参考程度にご覧いただくというのが精一杯です。 逆に、以前であれば現場調査の際などに私たちがお持ちするカタログを見るまでわからなかったモノにかかるお金は、インターネットの普及により一般のお客様でもメーカーのホームページから簡単に、かつ大量の情報を得ることができるようになりました。以下に、リフォーム箇所毎に関連のあるメーカーのホームページをご紹介しておきますので予算の算出ヒントとしてご活用ください。

先程も触れたリフォーム関連のポータルサイトでリフォーム箇所毎の施工例と費用を見ると、内装のリフォームは全体的には数万円~数十万円単位のリフォームが多いのに対し、水まわりに限ってみると1箇所で100万円以上するものが比較的多いのが見て取れると思います。上記メーカーサイトで水まわりの設備とその価格をご覧いただければ理由がはっきりすると思うのですが、水まわりは材料費に含まれる設備の価格が他のリフォーム箇所で必要となる設備より高額でまた価格帯が広~いのです。裏を返せば、水まわりのリフォームの見積は可能な限りたくさんのメーカーの製品を見て選べば費用はグッと抑えられるかも知れないということですね。