リフォーム見積の取り寄せ方法

下請け、孫請けのある業界の仕組みを理解して、金額と安心の両面で納得できる見積選びをおすすめします。

問合せる業者で見積額は異なります、適正価格を理解した上でご発注ください

リフォーム業者の選び方お客様側から見ても現場調査の段階まで進めばおわかりになることもありますが、リフォーム会社と一括りに言ってもリフォームを手掛ける会社には実に様々な規模の会社があります。当社は小さな会社の部類ですが、大きな会社の部類には工務店のリフォーム担当部署などという場合もあるでしょう。そしてこの規模の違いが、同条件下で作られる見積の金額を大きく違えることがあります。価格の違いが質の違いならテーマに取り上げる必要はないのですが、この価格の違いはお客様の窓口となっている会社(中間業者)と実際に施工を行う会社が異なる場合、質は変わらないのに価格だけ高くなることがるのでコラムに書くことにしました。

何でそんなことがあるの?と不思議に思われるお客様もいらっしゃるかも知れないのですが、この仕組みは例えば果物と同じ社名が有名な外資系の大手デジタル家電メーカーが銀座などにある直営の販売店以外に、大手家電量販店でもパソコンや携帯音楽プレーヤー、携帯電話を販売するのと少し似ています。リフォームに関わる施工技術を持つ職人を製品に、直営店をその職人が属する会社に、それらの会社を下請けとして使い自社に職人を置かない大きなリフォーム会社を当てはめてみてください。

さてここからは似ていない部分ですが、電化製品が直営店で買っても家電量販店で買っても価格に大差がないのに比べ、リフォームの見積価格は大きく違いが出ることがあります。同条件下で同一の職人が施工に当たるのに見積に違いが出る場合、中間業者が下請けや孫請けの手配と、その下請けや孫請けが手配する材料費などに上乗せする手間(仲介料)が差分になります。
信用の部分で言えば大きな会社のほうが安心できるという面もありますが、一戸建てを新築するのと比べればリフォームで動くお金は少なくとも桁1つ、内容によっては桁2つ違うわけですので、きちんと選べば質は変わらないのに価格だけ安くというのも可能というお話でした。